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コラム - 体幹トレーニングとは?
体幹トレーニング=胴体部分を中心としたトレーニングという定義になりますから、腹筋運動だけでなく、背中や腰周りも含めた胴体部分全般を鍛えるトレーニングをいいます。腕や脚というパーツ別でみると胴体とは分かれているように感じますが、当然、体は繋がっています。例えば、腕の骨は肩や肩甲骨から関節で繋がり、脚の骨も骨盤から繋がっています。これは筋肉も同じです。ですから、体幹トレーニングは、胴体部分からパワーを発散するように意識を向けつつ、手、腕、脚、頭という構成部位が体幹(胴体部分)と繋がっていることを意識することが大切なのです。
体幹トレーニングの代表的なプランクやスクワットも、お腹を中心にドローイング(お腹を腰に引き寄せ体幹を意識)した状態で動作すると疲れづらく、負担も少なく構成部位が鍛えられます。
体幹の安定性を確保する2つの仕組み
●ローカルマッスルの収縮による内からの安定性確保。
腹圧に関与する筋肉は、腹横筋・横隔膜・骨盤底筋群・多裂筋などが挙げられるのですが、これらはローカルマッスルと呼ばれています。身体の奥深くにあるため「深層筋」や「インナーマッスル」との名称でも呼ばれています。その為、ローカルマッスルは腹圧に影響し腹圧は体幹の安定性に影響します。
腹圧は体幹の安定性に関与することがわかっており、腹圧が高まるほど体幹の安定性も高まります。
ローカルマッスルが体幹の安定性を確保するまでの流れは、以下の通りです。
- 1.腹横筋・横隔膜・骨盤底筋群・多裂筋などのローカルマッスルが収縮する。
- 2.腹腔に多方向からの圧力がかかることで腹圧が高まる。
- 3.腹圧が高まることで背骨を押し支えるような作用が働く。
- 4.体幹の安定性が高まる。
●グローバルマッスルの収縮による外からの安定性確保。
ローカルマッスルは、深層に存在し腹圧に関与する筋肉のことを指していましたが、グローバルマッスルは表層に存在し、直接的に体幹に作用する筋肉のことを指します。具体的には、腹直筋・外腹斜筋・脊柱起立筋などがこれに該当し、グローバルマッスルは「表層筋」や「アウターマッスル」の名称でも呼ばれます。「ローカルマッスルの収縮による内からの安定性確保」は、腹圧を高める、という戦術を用いましたが、「グローバルマッスルの収縮による外からの安定性確保」は、直接的に体幹に作用する筋肉を収縮させ安定性を高める、という仕組みになっています。
ちなみに、体幹の動きには内腹斜筋も関与してくるのですが、この内腹斜筋は外腹斜筋の深層に位置し、また腹圧にも影響を及ぼすため、グローバルマッスル・ローカルマッスルどちらにも分類することが可能です。
なぜ体幹トレーニングはダイエットに効果的なの?
体幹部には、エネルギー燃焼力の高い「赤筋(せっきん)」が多く存在します。赤筋は、骨格や姿勢の維持のために働き、基礎代謝も司る筋肉を言います。つまり、体幹トレーニングでこの部位を刺激することで、基礎代謝が向上し、痩せやすい体に変化しやすくなります。さらに、体幹が鍛えられて安定してくると、動作が大きくなるので、その分筋肉への刺激も大きくなり、熱が産出され体脂肪が燃えやすくなります。
体幹トレーニングの効果
●姿勢が良くなる
体幹は、胴体周り、つまり体の中心にある筋肉ですから、ここを鍛えることで1本の軸が通ったようになり、自然と背筋が伸びます。この姿勢をキープする腹筋や背筋も鍛えられるので、普段の姿勢が抜群によくなります。●疲れやすさが軽減される
体幹トレーニングは、体の土台となる筋力をつけるためのトレーニングなので、基礎体力が付き、疲れにくい体になります。また、内臓を支える大腰筋を鍛えるので、内臓の働きもよくなり、消化不良や食欲不振なども改善されます。●基礎代謝がアップする
筋肉量の多い体幹部分を鍛えるので、基礎代謝はアップし、ある程度の食事量を食べていても太りにくくなります。